MUSICA11月号とか。

本当は先にライブ+試聴会+公開生放送の感想を書こうとしていたことだけ言っておきます。土日にやります。ちょっとづつです。ライブ感のないレポで申し訳ない笑。ちょっとだけ読んだからMUSICA感想を短く。なるべく。いやどうなるかわかんないけど。

ツイッターで毎日毎日ベボベとつぶやきもとい叫んでいます。ベボベ充です。結構自慢というかドラマチックからなのでもう4年くらい好きです。バンド好きになったきっかけです。で、つぶやいたけど「MUSICA編集部に足向けて寝られない!!」が全てです。本当にねー、もうありがたいことです。だって表紙!特集!写真!文章!全部私のためですかっていう← 16歳だから言っておきますが非常にかっこいいです。はい。
ざーっと読みました。30ページは授業より集中して読みました。それで私は前提として『新呼吸の試聴会に行った』ということがあるので、アルバムは山口君と同じような状況で聴いているわけです(歌詞はまだ読んでない)その上でこのインタビューだから明らかに『アルバムを聴かずに読んだ』人とは違う捉え方になってると思います。それくらい聴くと聴かないでは意味が違うから。説明しずらいけど、新呼吸ってそういうアルバムなんです。
yoakemaeのときのインタビューで孤独について話してて、short hairでもidoが孤独についての曲だから話してて、そこで言ってたことがより深く理解できた気がしました。ぶっちゃけ孤独と向かい合うとかよく分からなくて、1人になってふと考えたりしてたんだけど、kodoku no synthesizerを聴いて、インタビューを読んで初めて分かった。鍵盤の一番右の音を高くする感じ。授業で村上春樹の「青が消える」をやったとき、先生が『孤独は1人でいるときじゃなく大勢でいるときに感じるもの』って言ってたのになぜか疑問を持ってて、それがこういう1人でいるときの孤独を突き詰めて生まれるものを否定しているからなのかな、と。だから常に隣にいる孤独が、ああそういうものなんだなって。
アルバム全体の感想は鹿野さんが言ってたことが全てだと思う。「新呼吸」を聴いたら「深朝」に戻ってきたくなるような、『新呼吸=深呼吸で新朝=深朝』なんですよね。そう思えるのはアルバム聴いた人の特権なんだけど。ずっと言ってるように時間軸があって成立している一枚なので・・・あ、でも新しい発見は『始まりしかない』っていうこと!これは本当分かる!!ってなった部分。リセットするとかそういうことじゃなくて、一日の境目って段々滲んでくるんだけど、だからこそ(私の場合は)朝になって始まることを毎日毎日やってるんですよ。それだけ繰り返し。それは気づけてよかったなぁ。
お互いにインタビューする企画は読んで思ったのがこの二人って本当にシンメトリーだなって。目次の対になってる写真が表してる(と思って構成とか鳥肌でしたが)みたいに。でもこいちゃんはやっぱりプロデューサー的な目線が強いですね。こいちゃんから山口君にインタビューするほうで歌詞が上手いのくだり、あれめちゃめちゃ可愛かったんですけど。アラサー二人に向かって言うのもあれなんですけど、可愛かった。その辺読んで思ったのが山口くんまた変わったなー、なんですけどね。

サカナクションのアルバムは申し訳ないことにまだ聴いてません。でも半分は知ってることになるのかな?アルバム聴いてないと意味無い部分も多いから先に読むのも迷ったんだけど結局全曲解説読みました。やっぱり変わったって思うところが多かったです。MUSICAはほぼ毎月サカナクションにページ割いてるしそれ全部読んでるから分かる。すごいバンドになってきてる。1:4の構成は変わらないかもしれないけど、比でいったら山口くんがサカナクションに占める割合は薄くなってきてるように感じました。何だろう・・・比というより濃度かもしれない。山口くんがサカナクションに、サカナクションが山口くんに溶けてきてる。なんでこんなに短期間でどんどん良い方向に変われるんだろう。山口くんの一日はすごく濃いものなのかな。

途中まで書いて消えちゃって再構築したから途中から口調変わってて読み辛いことこの上なくてすいません。


今月号のMUSICAはあおりが「シーンの明日は、僕らが決める」っていうくらいシーンのこと、2011年っていう年のことについても深く書いてあります。もちろん新呼吸DocumentaLyも今だから出せる、出すアルバムだからだって書いてあるんだけど・・・私はちょっと違う捉え方です。
私が生まれた年がそもそも1995年なんですね。その年も大震災があって、大きな事件(地下鉄の、あれ)もあって、それで高校生になる直前の2011年。15歳で世紀に一度とかいう震災を体験しました。大人から後から語られる世代になるよってよく言われる。私自身もそうなると思ってます。
それでこいちゃんが言うところの若い世代って言うのがまた私たちのことで、本当にあの時はよかったよ、なんて時代をまったく知らないから、なんとも言えないんですよ。もちろん世の中のこともそうだけど、何よりシーンがどうでそこから出てきたのものがよかったなんて知らない。今あるものが全てなんです。生まれたときからCDがあって、学生時代にはもうipodを持って、音楽はダウンロードでも別に聴けるし、YouTubeは当たり前に存在してる。でも当たり前だから、何が悪いのかってよく分からないんです。
シーンはもう変わるよって言ってましたね。どう変わっていくのか、それをこれから見られることにすごくワクワクします。だって音楽なんて知ろうと思えばいくらでもさかのぼれるけど、これからを全部見られるのって私たちの特権じゃない?何でも吸収できるんですよ。これからもっともっといいものが生まれて、それを自分で選択できるのに。そんないい時代に胸が躍らないわけがない。楽しみなんです。だから悲観的になる必要はないと思う。私の世代だけでも。音楽なんてシーンなんてまたよくしていけばいいじゃない。自分でいくらでも掴み取ればいい。いくらでも提示すればいい。それができる時代に生まれてきたのだから。
私は消費者の立場でこう言います。だからアーティストさんにはちょっと厳しいのかもしれない。それでも待ってるし、作り上げていきたいと思ってます。シーンでもなんでも。それでおばあちゃんになってから若者にあの時はよかったよ、って言ってやればいい。この特集読んでそう思いました。

学校の授業なんて面白くないしわかんないけど、今夢中になって追いかけてる音楽って正しいと思ってる。
それが全てだから。

MUSICA (ムジカ) 2011年 11月号 [雑誌]

MUSICA (ムジカ) 2011年 11月号 [雑誌]