思い出はいつも砂のようで。


SISTER JETに新メンバーが加入しました。
今までサポートをやってきた彼、オオナリヤスシさんです。


Ustreamのことをすっかり忘れていて、情報が入ってくるアカウントも使ってなかったから知ったのは昨日のお昼だったのだけど、ナタリーの記事を読んではじめに出たのがため息だった。そして、それがとても悲しかった。ショックだった。


ここで以前書いたように、私はサカベさんに一方的にお世話になったというか、たくさん思い出があった。ナリくんをサポートに据えての初ライブも見るのにとても葛藤した。あの場所に、サカベさんじゃない人が立って、ベースを弾いて、歌って、笑う。上書きされることが怖かった。3人のSISTER JETが大好きだったから。


最初のライブで見たナリくんは、なんだかとても柔らかくてサブカル男子という感じの人だった。サカベさんと同じように、モテそうな雰囲気の男の人。もちろん音も声も違って、あぁ、これからはもうずっとこうなんだって思ったりもした。あの時は嫌いとか好きとかの感情ではなく、状況や景色をただ見ていただけだった。


ナリくんがサポートに入ると決まった時のツイートが出てきた。

私がJETSは2人でいてほしいと思うように。そう書いていた。そう、私はJETSは2人でいてほしいと思っていたのだ。幼馴染で仲が良くて、いじったりいじられたりの関係で。そこで完結していると思っていたし。ナリくんが加入するということは、関係性が変わるということだから。サポートと、加入は、違う。当たり前に。




だからと言って嫌だというわけじゃないし、結論わたしは、わたしの前でワタルくんが歌っていてくれればそれでいいのだ。多分ワタルくん自身がバンドに拘りがあると思うから、バンドという形でいてくれたら、それが一番見たい姿、見ていたい姿だけど。ていうか、楽しくやってくれればそれでいいしその姿を見ていたい。楽しいことをやろうとする、それがSISTER JETだから。





ナリくん加入後の初ライブ、名古屋はUPSETだった。そこは、サカベさんが脱退する前の最後のライブをやった場所。私が17を聴いて号泣して、何も言えなかったあの時の、あの場所。ナリくんがサポートに入ったJETSを見て、今までの姿に上書きされたなって思ったけど、きっと次のライブで本当に、新しいJETSだって思うことになると思う。いつまでも固執しているのは私だけだ。あの場所でライブを見て何を思うのかなぁ。




3人から生み出される音楽はとても楽しみだし、ナリくんのことも知っていきたい。でもやっぱり、ワタルくんが歌っていてくれさえすれば、私は嬉しい。
3月のライブを心待ちにしています。